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トマトの歴史 |
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ナス科の植物で、原産地はペルー、エクアドルなど中南米のアンデス山脈に沿った地方。太陽の光がさんさんと降り注ぐ赤道直下の乾燥した高冷地帯で栽培され、有史以前から食用にされていました。ヨーロッパには16世紀に持ち込まれましたが、最初は観賞用でした。食用として盛んに栽培されるのは18世紀になってからで、日本には明治時代に伝わりました。 |
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トマトの効能 |
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西洋では古くから「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われ、栄養価は豊富。カロチノイドの赤い色素リコペンは、抗酸化作用やLDL(悪玉コレステロール)の酸化を阻害する働きがあると報告されています。また、リコペンは他のカロチノイドよりも、前立腺がん、乳がん、肺がん、子宮がんなどのがん細胞を抑制するという報告もあります。 |
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にんじんの効能 |
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アフガニスタン原産のセリ科の植物。英語名キャロットの語源は「カロチン」。それほど豊富にカロチノイドを含んでいます。特に多く含むベータカロチンは体内で必要に応じてビタミンAに変化し、免疫力を高めて粘膜の補強の役割をしたり、がんの原因となる活性酸素を抑制し、貧血や疲労回復にも役立ちます。東洋医学では、にんじんには体をあたため、活力を高める働きがあるといわれ、虚弱体質を改善する滋養強壮用の食べ物として利用されてきました。 |